FIELD NOTE / QUALITY CONTROL

ファイル名を、
データベースに変えた。

半導体メモリの検査画像に埋め込まれた情報を読み取り、手入力中心だった記録工程を、現場で使える仕組みへ組み替えました。

Manual record
3–4h
After automation
45m
01 / THE FRICTION

入力が重いのではなく、
探して確かめることが重かった。

画像を撮影したあと、数十件分の結果を1,000行超の管理台帳へ転記。該当行を探し、入力し、再確認する。1件の行ズレが、全体の手戻りにつながる構造でした。

探す→入力する→確認する↻

原因を作業者の注意力に置かず、間違えても気づきにくい流れそのものを見直しました。

検査記録の改善前と改善後のワークフロー図
WORKFLOW / BEFORE TO AFTER

THE TURNING POINT

後工程で必要な情報は、撮影時点ですでにファイル名に存在していました。ならば、人が読み直して打ち直すのではなく、仕組みに読ませる。

02 / THE SYSTEM

命名規則を、
小さな入力APIにする。

ファイル名を決まった順番のデータとして設計し、Excel関数とVBAで次の工程へ渡しました。

AA-00TP01_X.XXum_状態A.jpg
AA-00 型番 TP 位置 01 番号 X.XXum 測定値 状態A 状態

公開用サンプル。実データ・実型番は含めていません。

FROM FOLDER TO TABLE

4つの工程に分けて、
人の判断を残す。

  1. 01フォルダを選ぶ

    対象画像の場所を指定

  2. 02名前を一覧化

    VBAでファイル名を取得

  3. 03項目を抽出

    MID・FIND・IFERROR

  4. 04台帳へ反映

    該当行と照合して確認

03 / THE RESULT

TIME REFRAMED

注意力ではなく、
仕組みで短くする。

3–4h→45m
破断面観察

3〜4時間かかっていた記録作業を、約45分へ短縮。

ALカットバリ

画像ごとの転記を自動抽出し、作業時間を約3分の1へ。

設計の姿勢

ミスゼロを謳わず、確認しやすく、手戻りしにくい流れを作る。

WHAT I BRING

現場の違和感を、
再利用できる設計へ。

業務を観察し、情報の流れを見つけ、限られたツールで使える形へ落とし込む。次はこの経験を、ソフトウェア開発とAI活用による業務改善へ広げていきます。

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